自分が各文章の息の長さは、文字変換の方法でかわるような気がする。
スペースバーを押すのを我慢してひらがなを伸ばしていくと話し言葉に近いみたい。ひらがなは表音文字だから、電光掲示板みたいに音が次々に画面上に並ぶ。それから一気に変換だ。じゅうぶんに賢ければ一気に変換できる。がしゃん。
一方、みんながよくやっているように数文字単位で区切れば、句点(、)も多くなるし、表現を継ぎ足しながら進めるようになる。漢字変換システムへの不信感から来ているのかもしれない。いきおい漢字使用率も高まるだろう。
前者は話し言葉に近くなり後者は書き言葉に近くなるのではないだろうか。思考のスピードのままに綴っていくなら、細かく考え過ぎずに文字数を増やせるし、微調整はあとからやればよい。後者は慎重に進めていくのに向いている。いいわけとか、説明とか、目上のひとに書いたりとか。
SSKを使うこともあるのだが、どうなんだろう。細かく区切ることで変換ミスが残ることは避けられるように思う。書き散らすのはたしかに苦手。やみくもに漢字変換するわけじゃないから、焦点を調整して進むようになる。書く人の漢字力が問われることもある。
この話題、もうすこし考え続けてみたいな。