映画「デブラ・ウィンガーを探して」を見た。
女優と呼ばれる人たちに、日常出会う機会などないわけですが、それ以前に女性じゃないか、と考えればどこにでもいるのですよ。というわけで、自分の母親や祖母を思い出したりしながら見ていました。自分の世代(30代)には同じように悩む人も多いだろうな。みんな元気ですか?
日本でこの作品はどのように受け入れられたのでしょうか。いろんな女優たちが見れるから、という理由でも人気があったかもしれません。実際には有名かどうかということに関係なく、さまざまな個性があることが貴重です。仕草や表情、掛け合いや英語表現などにも注目するべき点が多いです。いろいろ勉強になりました(笑
ほぼ全部いいのですが、数あるインタビューの中で、アルフレ・ウッダードの発言に共感しました。女性に限らず言えることですが。
えーと、隠れた(hidden)側面を見てしまうことで、世界が自分に対する態度を変えてくるのが、感じ取れることもあります。これを運命とよぶか、試練とよぶか、冒険とよぶか。ずいぶん印象は異なりますが、複雑な編み目のすべてに気を取られている場合ではないのです。前に進みましょう。
見えない(見なかった)ことにしても、その人のテーマ(agenda)として、その後も何度も繰り返されることになるでしょう。どこかに抱えながら生きていくことになります。
(最近考えている「反転」というテーマについての裏づけ的作品でもありました。つながっています。つながってきます。)