親指シフト入力の練習は飽きずに続いています。
昨日まで無理だった手の動きが可能になるのはやはりうれしいものです。楽器の練習みたいなもんかな。練習時間を確保できず、連続した喜びを味わうところまではもう一歩です。まだホームポジションだし。練習用のソフトはまだ入門編だし。
でも、左右の親指シフトを加えることでぐっと実用的になることが実感できました。練習しはじめた頃は「結局、打つキーの総数からすればあまり差が出ないのでは」と思ってましたが、考えを変えるとよいみたいです。
ローマ字入力では文字をアルファベットに分解してから入力しますが、当然それだけキーの数が増えるので入力時間もかかります。一方、親指シフト入力では一つの動作で入力できます。文字の単位が入力の単位です。
ただし文字によっては二つのキーを同時に打つことが必要になります。子音字(たとえば"k")と母音字(たとえば"a")を続けて押す(これで「か」という文字が入力できる)よりも、この同時打鍵の部分を「一回」と数えればぐっと楽に入力できそうな気がしてくるわけです。
もちろん、この「組み合わせ」を身につけるのが大変です。難しいのか自分の覚えが悪いのか、ちょっとくじけそうそうになります。また、記号でもないのに同じキーを複数の文字でシェアする感覚にもまだ慣れません。これらは時間が解決してくれるでしょう。
ローマ字入力は、アクセルのON/OFFのように速度にムラがあります。親指シフト入力は、自転車のように左右のペダルを踏んでいくようなものかな、というのが現在の感覚です。