先日のことですが、映画『インタープリター』を見ました。
もう少しサスペンス色が強ければ、と。二人ともあと5歳ほど若ければと。でも設定がすぐれているためでしょう、ひどくはないです。実際に国連を見学したことがある人は懐かしい場面もあり(写っているのは当然見学できる程度の場所が中心だし、多くは別施設での撮影なんでしょうが)。
でも作品については正直よくわかりません。気づいたら終わってました。「インタープリター」っぷり、を期待していたからかもしれません。それだけシンプルな話なわけですが、いろいろな要素(過去、組織、人間関係)をもうすこし連鎖的に描いて欲しかったと思います。つながりを組み立てるのに疲れて展開を楽しめませんでした。
一方で、アメリカやニューヨークや国連が写っている作品、としてみたらよいのかもしれません。個人的には演技の組み立て方の差(ショーン・ペンの方はアドリブだとわかるような未完成さはない)とか、橋を渡るときは護衛のヘリはそうやって飛ばすのかとか、回想シーンへの出入り(あいかわらずやね)とかの点で発見があったのでよかったです。ある意味そちらを楽しんでしまいました。
おまけ:
い、フィリップが Yvan Attal だなんて気づかなかった。なんだか太ってるし。
ろ、ニコール・キッドマンは年齢不詳の美しさがありますな。っていうか美しいけど年齢不詳ですな。
は、日本語公式サイトのURLがhttp://www.inpri.jp/ってのはどうかと思う。