DVD『スリング・ブレイド』を見ました。
ツタヤで「ジャケ買い」な感じで借りてきたんですが、当たりでした。以前からビリー・ボブ・ソーントンは好きです。ちょっと長いけど印象に残る作品です。アメリカ南部のアーカンソー州を舞台に主人公カールが(再び)罪を犯すまでの短い時間を描いています。
知的障害のあるカールがもつ「濃さ」が作品を支えます。他の数名の登場人物とのかかわりを通して前に進んでいく彼ですが、根っこの部分ではあまり変化はありません。(評価というものははたいていの場合自分ではなく、他の人が勝手に決めていくものです。)
しかし、映画の始まりと終わりは同じ場所ではありながら、両者のあいだには微妙な変化があるように思います。それは各自が考えればよいことでしょう。その余韻というか隙間のある感じを準備するように、映画全体にも音楽や風景や演出による空気感があります。
当たりでよかった。
おまけ:
最近見たのは以下の作品:
スーパーサイズ・ミー(それでもたまに食べるけどね)
茶の味(メーキングも必見、オジイ最高)
下妻物語(土屋アンナつながり)
ほかにもいくつかあったけど忘れてしまいました。
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強烈!
隠れた逸品だと思う