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めじから

目利きのすすめ、みたいな本です。

前半は眼力の重要さについての説明、後半は評価が抽象的にならないための方法を紹介している。もちろんこの方法に限らないが、様々な人物や作品を自分のなかで相対的に位置づけていくことが、本人の眼力養成につながると考えればよいだろう。その点では同じ著者の『偏愛マップ』にも通じる。他の人と互いに公開すればコミュニケーションのきっかけとしても有効だし、『会議革命』も起こるかも。『自分のスタイル』を持つことにつながるとも言えるわけだ。

さまざまな人物像を含む作品を読むことで、自分が引き上げられる快感を得たいなら、質に限らず量も大切だ。没頭することで、自分の位置が以前と変わっているからだ。加えて次にどこへ向かうべきかをさぐる嗅覚がものをいう。これも眼力だろう。

blogって、そんな面でも効果的な仕掛けです。ついついリンクが増えてしまったり、自分を振り返ってみたり。

眼力

「がんりき」や「がんりょく」で変換できるが、最近の女性誌なんか見ると「めじから」でもいいのかな。

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2004年08月07日 23:35に投稿されたエントリーのページです。

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