出稼ぎ、という言葉は最近は聞かない気もします。
主に地方から都会へ仕事をしに来る行為や人をそのように呼ぶとすれば、フィリピンは東京(のような労働先)から見て地方ということなのでしょうか。いや、偏見にも近い勝手な視点ですが、単に経済格差を利用しているということなんだろうな。
フィリピンは、年間約1万2000人の看護師や約5300人の介護士を世界各国に送り出しており、海外での就労が重要な外貨の獲得源となっている。
看護士や介護士の労働市場というのは、たしか世界的にも広がっているはず。たとえばアフリカからヨーロッパやアメリカなどへ働きにいく女性たちについてのテレビ番組を以前見た気がします。で、それを斡旋する組織なんかもあったりするようですが、まぁ推薦入試の受験生同様に、希望のところにいけたりいけなかったり、家族と離れて異国に暮らすことでさみしかったり、いろんなトラブルもあったり、いろいろみたいでした。
外務省はフィリピンなどでの日本語研修を国際交流基金を通じて援助するために、2005年度予算の概算要求で、約15億円のFTA関連予算を盛り込む。
15億円。予算要求がそのまま通るかは別として、フィリピンとの間に太いパイプができるということなのだろうか。その結果としては、日本語教師などの職を得てフィリピンに渡る日本人も増えていくのでしょうね。
出稼ぎを移動の形態のひとつとしてみるならば、このように相互に魅力を見つけて出かけていくのが望ましいでしょう。ん、オリンピックみたいな感じ?