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最近はすっかり省エネな生活になりました。節約ってほどの意識もないんですが、無駄に思えることにコストをかけなくなったというか。年度末だからというのもあるのかもしれません。

今日は塾講師のバイト先で顧客(保護者)に送る書類づくり。どれだけ短時間でまとめてもその作業に見合った手当てが支払われないのがあいかわらずやな感じ。文章による表現力が乏しいこともあるんでしょうが、どうせ反応はないんでしょ、とか毎月考えてしまう。

教育業界ってなんていうか「善意とお金を引き換えにするとは何事か」みたいな雰囲気からか、サービス残業が消えない業種だと思う。会社として成立しているのだから、質の高いサービスに対してはきちんと対価が支払われていいのに(顧客は会社に、会社は従業員に、従業員は会社に)。

決算とか株価を見る限りは成長しているんですけど、現場はねぇ、みたいな。生徒の成績が上がって、顧客が喜んでお金を払ってくれて、それで会社も成長できて、みたいなのはたしかに理想なんです。けど、そんなwin-winの関係に現場(のアルバイトたち)はどれだけ参加できているのか、と。

このサイクルをまわす「歯車」な気分にもなります。そりゃ省エネにもなるわな。

おまけ:
上に書いたような構造は塾業界だけではなく、学校の先生たちが抱える負担も無視できない社会的なコストじゃないだろうか。バイトはその点フリーライダーな人もいるけれど、学校は逃げられないのが大変そう(反動からか自分が子供のころより精神的な原因で退職する人は増えている印象もある)。その分だけ先生役や生徒役を演じて終わり、ってところなんだろうけど。で、そんな閉じた環境に対して塾が逃げ場として存在するって見方もありますね。なんだかなあ。

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2006年02月28日 23:00に投稿されたエントリーのページです。

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