(個別学習塾講師をしています)
今日は珍しく体験授業を担当しました。ベテラン講師と言われるようになっても毎回ほどよく緊張します。講師として初心に戻るだけじゃなくて、そこから現在までの距離を測れる気がします。その日担当する生徒との一期一会な感じとか、授業後に内容を省みては謙虚な気分になれるのも好きです。
まあ入塾を決めるための参考材料となるものなので、見方を変えればキャッチセールスとかエレベータートークみたいなものかもしれません。ですが限られた時間でいろいろな情報を(伝えるのも読み取るのも両方とも)扱うことでできて、講師として毎回勉強になります。さらにはそれでお金ももらえるなんて、ありがたいことです。
ただし、どの生徒も引き続き担当したいと思っても限りがあるのでそこらへんがもどかしいです。といって授業の質を落とすつもりはないし。個人ができることにはその点で限度があります。そこらへんでつきまとってくる徒労感みたいなのはある種の矛盾として教育(業)界には根強く残っている(んですけどどうしたらいいんでしょうね)。学校じゃなくて学習塾もからむと営利性とかもからんできて話が複雑になりますし。ね。
おまけ:
今日もなんていうか「いろいろあった普通の日」でした。ところで、照れ笑いってどうしてあんなに光が出てるように見えるんだろうね。尊い感じがするからでしょうか、こういう瞬間はちょっと泣ける。おおげさだけどそういうところも講師の関れるところというか、責任っていうか影響力があることを自覚したほうがよいと思います。