加藤昌治さんの『考具(こうぐ)』(2003、TBSブリタニカ)を読んだ(amazon、本書のサイト)。
本書ではアイデアの入出力や整理の方法が多く取り上げられている。なかでもマンダラートの実用例、フォトリーディングについての紹介が、個人的にはもっとも興味深く読んで良かった。どちらも存在は知っていても手を出しにくかったのだ。「楽しさ」が伝わってこなかったのか、自分で試してみることもしなかった。
今回のように、第三者がためしてその利点や特徴を報告するのは、書く人にもよるが信頼度があがるようだ。口コミのチカラだ。どちらも、存在や発案者の書いた本やサイトは知っていても、どれだけ使えそうか、がこれまでは伝わってこなかったのでした。
ところで、
今泉浩晃さんのマンダラートについて読んでいたところ、PROJECT XANADUのzigzagを思い出した。
ムリのある分類かもしれないが、前者は脳を刺激する方法、後者は脳を整理する方法にあたる。マインドマップは、その中間(自由度は高いがそこ止まり)だろうか。
コメント (1)
私はネパール王国カトマンドゥに駐在する商社マンです。博報堂の加藤さんが出版された素晴らしい本「考具」について、HPにて記載されているのを見せていただきました。考具の中でご紹介されています「アイデアマラソン発想法」の考案者の樋口健夫です。
私は1ヶ月前に、東洋経済新報社から「仕事ができる人のノート術」を出版しました。これにもアイデアマラソンの活用方法を説明しています。この本は、私の過去20年間の274冊のノートに記録してきた17万4千個の発想をベースに、統合型の「人生ノート」を提案しています。書くことが少なくなり、ノートが廃れることは、間違いなく読書の危機につながります。ノートとIT機器との共存を図っていこうと、提案しています。アイデアマラソンに関しては日経BP社から「マラソンシステム」が出ています。また来年1月には、日経ビジネス人文庫から「アイデアマラソン発想法(仮題)」が出版される予定です。
ご質問があれば、お問い合わせください。
樋口健夫
http://www.idea-marathon.net/
投稿者: 樋口健夫 | 2003年11月03日 15:10
日時: 2003年11月03日 15:10