携帯電話は携帯できる電話だったが、ここまで付加価値が高まると携帯できることのみを軸にして、あたらしい使われ方が出てくるようになる。
ZDNet Japanによるこの記事が伝えるところでは、カメラ付き携帯電話を新規契約後に即解約し携帯用カメラとしてつかう人がいるらしい。
携帯電話普及後、同様に成長してきたデジタル製品としてデジタルカメラがある。その技術力は液晶パネルと同様、カメラ付き携帯電話の開発にも投入され、100万画素を超えるようになった現在では、もはやその画質や機能はデジタルカメラにひけをとらない。購入検討者のために両者を比較する記事も成立する。
いろんなことができるようになった携帯電話にとって電話機能の価値は相対的にさがるようになってくる。メール、ブラウザ、カメラ、スケジュール管理、メモ帳、目覚まし、タイマー、GPS、個人認証、クレジット決済...ここまでもりだくさんになってくると、たしかに携帯電話というより「ケータイ」と呼ぶほうがふさわしい。
その名は「携帯性」という機能を抽出した的確なネーミングだったということでしょうか。