おととい買った『リアル』3巻(井上雄彦、集英社Young jump comics)を読む。
先日見た(本も読んだな)『世界の中心で...』を例に出すまでもなく、不幸な話を背景にすることで、ドラマ性というものが引き出されている作品は少なくありません。でも、不幸な話のほうにだけ気持ちが持っていかれると、「感動した」で終わってしまうのでいけません。そんなに泣いてばかりもいられないですよ。わかってて「そうくるのか」とか考えちゃうぐらいじゃないとね。(作品を楽しめてないとかいわれちゃうかもしれないですが)いいじゃないすか。
いや、たしかに、少し泣いたけどさ(笑)。
(3巻目だし、それぞれの子供時代のエピソードとかで、読者にとっても共有している文脈が広がっているから、感情的なスイッチが入りやすいのでしょうね。)
4巻は2004年秋発売の予定らしいです。
期待してます。