青山ブックセンター閉店 破産申し立て受け(Yahoo!、共同ニュース)
え!? ですよね。
夜の本屋がなくなるのは残念です。
先日、本というのは情報を溜めておく場所だと書きました。ABCのような本屋がつぶれていくというのは、利用者を中心に社会から「溜め」が消えていくことにつながるのではないでしょうか。便利なことも多いけれどオンライン書店には、溜ってるなぁってのは感じられません。気に入ったコーナーも、立ち読みの楽しさも、時間をつぶすことも、待ち合せることも、できないんだもの。あの角をまがれば、そのエスカレーターをあがれば、とか、あの棚はオレのもの、とか、この本の隣りにこれかよ、といった接近感もないからつまんない。クリックしてから、配達されるまで待たされるのが唯一の「溜め」か。いやん。
んー、たとえば本屋さんで会員限定サービス(料金割引き、会員証を持ってれば1割引きしてくれる大学生協みたいな感じ。ただし非会員でも定価で購入が可能)というのはできないのだろうか。少し安く買えるし、継続的に利用するのだから、ぼくならはじめに出資金を出すのもかまわないのに。10万円ぐらいならがんばれそう。提供されるサービスによってはすぐにもとが取れるし。amazonの取り次ぎ(在庫がある店舗からリレーするのもあり)、ラウンジサービス、ロッカー(確保。「超」個人的に取り置きが実現)、古本屋併設(新品と古本を並べて売ってもよい)...んー、無駄なサービスも多いな。ちょっと考えておこう。
あ、これ書いてて思いだしたけど、ぼくはそのうち本屋のおじさんをやりたいのでした。ブログもなんだか本屋みたいなもんかも。
そうそう、誰に頼めばいいのかわかんないけど、「青山ブックセンター(ABC)」という名前は取っておいて下さいね。万が一、復活できるのならば、またエントリが書けるし、なにより懐しめるので(笑)。よろしくお願いします。それにしても、青山でブックのセンターだなんて、ぜいたくな名前だよな(ほめてるんですよ)。