ひとつ前に取り上げたビデオニュースは、たまたま音を出したら迷惑な状況で見ていたため、映像に含まれる情報に関心が向きました(最初はそれについて書くつもりでした)。
手作り感が目を引くこともあり、外見や動作、カメラとの高低差や距離、ホワイトボードなども含めた位置取りや照明、時間や空間を再構成する編集、などいくつでも見るべきポイントがあります。もちろんすべてを書き出すことは無理でしょう。自分だけでは気づかないこともあります。
特徴をつかむには同じものを何度も見るだけでなく比較することも大切です。いろいろな尺度で情報を整理していくと、すっきりするだけでなく「それ以上」を考える余裕が出てきます。なぜこうしたのか、自分ならどうするか、など。
最近はなんだか純粋に楽しむというのはあまりなくなってきた気がします。そうきたか、とか、あれとつながるな、とどこか分析しながらですね。映画でも小説でも。満足できる作品であれば、それに応えてくれると。
テレビ見なくなってからそういうところは冷静になりました。すべてを疑うというのではなく、価値が見えないのに相手をしても仕方がないよな、という一種のあきらめですかね。自分を研ぐ方が大事なんで。あしからず。
見る人が見ればわかると思うんで。