たまにニュースを見てそれに関する感想以上のエントリを書いてみようと思うのですが、完成度の低さにエントリごと消してしまうことがあります。内容が薄かったり、すでに常識(まあ誰でも考えそうなこと)だったりして。
それに、あれこれ書き直した数行分の文章を、身近な表現で言い換えている例に出会ったり、それをあらわす用語がすでに存在していることを知ったりすると、ちょっとがっかりです。でも、そこでいっきにワープする感じもあります(ちなみにこれを"Wisdom of Crowds"ともいいます)。書く意味がないというわけでもありません。
どうやら、ある分野についての習熟度を見極めるには自分で(人に)説明できるかで判断するとよいようです。ごまかしたり避けてしまう部分はありませんか。単なる知識不足の場合も少なくありませんが、どうして気になるのか、を宿題のように抱えておくことを薦めます。
というわけで、書くことや話すことは運動のような効果があります。ハードすぎると続きませんが、身体の調子と相談しながらなら健康にもよいと思います。
では、おやすみなさい。
参照リンク:
結城浩「別世界への扉」
http://www.hyuki.com/d/200501.html#i20050124094829
おまけ:大学で「問題を発見する」のが大事って言われていたけれど、たぶん、こういうことなんだろうな。なるほど(...と気づきを得ることも多いわけです)。いまさらながら理解できた気がします。
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