(ひとつ前のエントリの続きです)
床屋といえば。
考え事をするのに向いているし目をつむっているのが好きです。でも、実はもうひとつ理由があります。それは視覚以外でいろいろな発見ができること。普段は情報を得る手段として大活躍の視覚を休ませると、それ以外の感覚が少しずつ開いてきます。
といっても特別なものではありません。耳かきを使う時みたいに普段とは別の感覚にスイッチが入る点が重要です。音、匂い、重さ、滑らかさなどいくらでも素材はあります。人の動きを追いかけるのもいいですね。たとえば光が存在しない空間に自分を置くDIDや、サウンドスケープ系の話に共通する面白さもそういうところにあります。
さらにいえば、これはNLPなどでいうところのいわゆる VAK(視覚・聴覚・触覚、Visual, Audio, Kinesthetic senses) とも重なる話です。対象は同じでも受け取り方には個人差があります。しかしそれ以上に注目したいのは、その差異を自覚しようとしたり、全体のバランスを回復していく過程で得るものは非常に大きいという点です。
おまけ:
もちろん、つねに自分が気にしているキーワード「さかいめ」ともつながります。