先日新宿方面に出かけたのですが、老舗のカメラ屋さんで面白いものを見つけました。それは電話機。といってももちろん普通のものではなく「ハンドル付き電話機」。どうやって使うわけこれは、というデザインでした。その場では写真を取るのを忘れてしまいましたが、さっき探してみたら、鉄道博物館の資料ページに同じタイプのものを見つけました。そうそうこれです。
どうしても気になってその時接客してくれた店員さんに聞いてみたところ、内線として使っているのだそうです。しかもハンドルを回す回数によって銀座とか横浜とか各支店を呼びわけることができ、電話会議のように同時に話すこともできるとか。レトロなデザインですがこの写真同様ピカピカで、活躍しているようでした。NTTのマークもついてましたね。
分類的には磁石式電話機とか呼ぶみたいです。ダイヤル式の黒電話は実家で使ってましたしこの質感も含めて懐しいです。電話網の話はネットワーク関連の授業で仕組みとか習ったけど、こういう仕組みの話ってやっぱり楽しい。しかも今はwikipediaをはじめ調べる楽しみだけでなく、skypeとかさらにはAsteriskとか自分でいじる楽しみもあるし(とか書いてたら本日は世界通信記念日であるらしく、それにあわせて日本Asteriskユーザ会設立日であるとのこと。なんという偶然でしょう。あ、Alan Kayの誕生日でもあるらしい)。
おまけ:
Wikipediaで黒電話の項目の最後に
回転式ダイヤルを備えた電話機を見たことがない、という世代が次第に増加している。実際、黒電話などの回転式ダイヤルを備えた電話機を事前説明なしに操作させると、指を入れる穴をまっすぐ押すばかりで「回す」ことがわからず、結局発信できないという子供が増えつつある
ってさらりとBTTFなことが書いてあり、軽くショックでした。でもこのエントリも、ある程度の年齢以上の人からすれば同じことなんでしょうけどね。