iTunes のアップデート。最も大きいのはついにDRMフリーのものを扱う iTunes Plus の登場なんでしょうが、それも含めて気づいた範囲でメモ。
まずはハードウェア的な話をすると、iPod(nano 2nd 4G) が取り出し直後にフリーズしなくなった。個人的な事情だしそれで当然なんだけど「復元」は面倒なのでタイミング的にも助かりました(今さらですが容量ぎりぎりで Podcast を頻繁に入れ替えることが多かったからだのでは、と疑っております)。
あと、これは気のせいかもしれないし悪い意味じゃないんだけど、アップデート後は Podcast だと声がどこかざらざらするように聞こえる。EQなど手を付けていないのに重低音もサービス気味な印象だし。もしかすると英語の勉強で耳が多少使えるようになったのか、それとも単に身体がそういう調子なだけなのか。
一方で、ソフトウェア的にもじわっと変化してました。もちろん筆頭はビットレートが高いDRMフリーの曲が利用できること。今後のラインナップの充実待ち、ではありますが始まったことがまずは重要です。購入履歴があるものをアップグレードできるってのも便利。本当は自分でリッピングしたものとかできればうれしいんだけど、本物のデータか確認が難しいので無理だろうな。
個人的にはそれ以上にiTunes U( iTunes 用リンク)がいいなと感じました。もちろんすべての授業がこのレベルだとは思いませんが、留学生予備軍にはアメリカの大学への入口としても機能するんでしょうね、少なくともマインドシェアにはつながるはず(OCWとかは、もう少し勢いが出るのか、つらいか)。
最後にハードウェアも混ぜた話に戻ります。前に書いたかもしれないけど、iTunes (Store) に音楽や映画だけでなくいろんな枝が育ってきています。今は iPod に加えて AppleTV もありますし、今月は限定的ながら iPhone も出るわけで 。iMacが出てきた頃の「ハブ」構想はくずれてないけど、インターネットなど状況の変化も飲み込みつつ、構成要素が増えてなんだか曼荼羅みたいになってきたのかもね、とか思ったりもしました。
おまけ:
iTunes U の iTunes 用リンクのURLに含まれる deimos は「ダイモス」で火星の二つの衛星のひとつで、通常の iTunes Store へのリンク(例えば宇多田ヒカル「Kiss & Cry」 )に使われてきた phobos はもうひとつの衛星「フォボス」でした。なんで火星なんだろう。しかももう予備がありませんが。