AllyMcbeal
アリー・マイ・ラブの再放送を見ている。アルバイトから帰ってきて、寝ればいいのに、みてしまう。ま、英語の勉強のつもりで副音声で聞いている。
法律事務所につとめる主人公の日常にはいろんな人が出てくる。その回で終わる話とシリーズ全体を通してつづく話があって、ゲストで出てくる人もたのしみのひとつ。
NHKの海外ドラマの中ではやっぱ『ラルフ』が好きでした。所ジョージのふきかえがポイントだけど、いまなら副音声で聞いてもすこしは笑えるかもしれない。
アリー・マイ・ラブの再放送を見ている。アルバイトから帰ってきて、寝ればいいのに、みてしまう。ま、英語の勉強のつもりで副音声で聞いている。
法律事務所につとめる主人公の日常にはいろんな人が出てくる。その回で終わる話とシリーズ全体を通してつづく話があって、ゲストで出てくる人もたのしみのひとつ。
NHKの海外ドラマの中ではやっぱ『ラルフ』が好きでした。所ジョージのふきかえがポイントだけど、いまなら副音声で聞いてもすこしは笑えるかもしれない。
見たいと思っていた作品。
精神科病棟が出てくることも含めて「レナードの朝」にも似て落ち着いた展開だという印象を持った。K-PAXから来た訪問者であるprot(プロート)を演じるKevin Spacyのふるまいはおおげさすぎず、精神分析医として登場するJeff Bridgesもわれわれを代表するかのように、いろんなことを考え悩み行動する。ぼくらのかわりであるかのようだ。
もちろんこまかなところを探していけば、描写がたりないとか、なんだか話がとんじゃってないか、とかいうのがあるとしても、2時間ちょうどの作品としてうまくまとまっていたのではないでしょうか。
「過去の選択が現在を作るように、現在の選択が未来を決めていく。」
これは「環境デザイン論」で中高生に初回授業時に話していた内容とほぼ同じ。自分がどこにいるのかを知るってことなんだけど、過去と未来の交差点である現在には同時に過去と未来が含まれているわけです(どこからどこへ、を意図(デザイン)しよう、が題名になった)。
昔訪れたローズセンターも出てきて、そのころ考えてたこと、受講者たちに伝えたかったことなんかを思い出せた。それだけでもよかった。
『マルコヴィッチの穴』を見た。
エミリーに入っちゃってるのはクレッグだよね。どうやって見つけたのかはわからないけど。で、マルコヴィッチの中にいるレスターたちは、エミリーの穴をどうやって見つけるんだろうか。
作品としてはなんだか未消化な気分だ。不思議な部分とそれ以外の部分がもうすこしかみあっているとハマるのだけれど。わからない部分をずーっと考えさせ続けるほどのエネルギーが、ない。
人形の表現力に驚き、クレッグを演じているのがジョン・キューザックだという発見ができたのが、良かった点。
Craig David(uk, com) の "Slicker Than Your Average" をずっと聞いている。
意外に聞き飽きず、よい感じ。
見た目はジョージ・マイケルみたいです。意識してるのかも。
PINK FLOYDとか、Bobby Mcferrinとか、いろんなのが入ってるのがわかってきた。ネットで歌詞とか調べたりして。なんだか、楽しんでる。いいね。
Apple - Trailers - My Life Without Me
トレイラーとしても十分に魅力的で、公開が楽しみな作品だ。大きな話題にはならなくても、好きな人は好きになる、みたいな。
大病を患ってはじめて「死ぬからこそ生はかけがえのないもの」であることに気づく人は少なくないだろう。それは普段は限られた時間としての生に意識を向けたりはしないということだ。
Apple - Trailers - Lost In Translation
被写体との距離は、題材との距離でもあるみたい。日本にいても近いとは感じられないわけだし。
ビル・マーレーって好き。最初にみたのはゴーストバスターズとかだけど、クリスマスキャロルとかもいいです。南原清隆みたいだよね。なんだか元気がなさそうに写ってるのが心配です。
ビルの相手役として出ている女性は、勝手ながらぼくのタイプ。
2004年、大友克洋によるスティームボーイという作品が公開されるそうだ。
AKIRAを見たのは高校生でした。そのときの感覚はまだ残ってる。
わすれがちなものが「愛」というやつなわけです。
どこにでもあるのですが、きわめてローカルな自分単位の問題でもあり、そのかたちも人それぞれに多様に存在します。自分を backup してくれたり、 buckle-up されて身動きが取れないこともあるでしょうが、これに左右されているという点は無視できません。
映画 Love Actually はその点で、みどころのつまった作品でした。
ロンドンを主な舞台にして、オムニバスというよりはコラージュと呼べばいいのでしょうか、複数の話が同時並行的に展開します。レイモンド・カーヴァーの作品をちりばめてできた『ショート・カッツ』(1993、ロバート・アルトマン監督)のように、登場人物はどこかでつながりをたもったまま話が進んでいきます。
すべてがハッピーエンドとはいきません。結果のでないままの恋もあります。でも人生は続くのです。そうです。なにがなんでも人生は続くのです。
時々まとめて見てしまうのがQuckTimeのトレイラーコーナーです。
なんとなくだが、予算のかかりそうな作品が増えてきている気がする。
少しずつそちらの方面にお金が向きつつあるということなのだろうか。
あと、強いぞ系の映画も増えてますかね。
みたいな子は好きです(たばこは嫌いです)。
というわけで、映画「マッチ・スティック・メン」を見ました。
ロイの印象の強さに比べてフランクの陰がうすいため、最後のオチがすっきりしなかった。そのちょっと前の場面ではドキドキするのに。
あのくらいの子に泣かれると、弱いかも...。
でも、全部うそだとすると、へこむなー。
先日、スターウォーズ展に行ってみた。
まぁ、なんとなつかしいこと。
http://www.kahaku.go.jp/special/past/starwars/index.html
青春であります。
そうだよなぁ、というぐらいの当たり前のことを述べているのですが、そこが大切に思います。もちろん惑星ソラリスという舞台設定だからこそ、その核となる部分が活きてくるのでしょう。派手な演出やメカメカした感じも控えめなままです。
人に薦められたりはしないけれど、あとで見ても鑑賞に堪えうる内容です。
(比較的低予算で作られているようにも見えます。)
Starwars EPISODE IIIは来年5月に公開予定だそうです。
http://www.starwars.com/episode-iii/bts/production/news20040405.html
日本でも同時公開とかしてくれないかな(The Matrix みたいに)。
DVDで"Waking Life"を見ました。
トレイラー(Apple QuickTime Trailers)を見て、興味を持っていたものの見る機会が無かったんだけれど、先日やっと。
はじめて見た人は話の内容よりも表現方法に驚くかもしれません。でも、見てるとなんだかしっくりしてくたりして。トレイラーはちょっと押さえ気味。題材と表現方法のどちらからどのように発展してきたのか分からないが、興味深い作品です。もし実写だったら、飽きてしまうかも知れません。ぼくも時間がなくて三回ぐらいに分けてみたんですが、それはそれで楽しめます。断片なりのよさがあります。
でも、結局落ちがないので、そこがなんだかなぁ、です。
先日見た "Waking Life" だが、rotoscopeという技術が使われているらしい。
詳細はぐぐってもらうことにして、人間の認識能力におんぶしているところがおもしろい。なにかにリアリティを感じ取ろうとする想像力は、たとえば言語や芸術のように、現実を越えたところでなにか別種のリアリティを実現してしまったりもする。
本作品もそのような地平で、独立した存在となっているといえる(とか言ってみるテスト)。
ようやっと出来たようです。
Apple QuickTime のトレイラー(予告編)
あ、いかん。感動しちゃうかも。そんなに筋がかわってなさそうですね。でも、渡辺えり子や田口裕正などに相当する役者たちの演技は十分に立っているでしょうか。竹中直人は...うふふ。
Richard Gereにはもうちょっと神経質っぽいところがあってもよかったのではないか。そこらへんはSusan Sarandon登場でバランスを取るって感じだな。
うん、楽しめそうですよ。
最近見た映画...
1. コールドマウンテン:
-えぐい。時代なのだろうが、ちょっとひく。
-女性人の演技がどれもすばらしい。男性は死んでいく。
2. 世界の中心で愛を叫ぶ:
-あ、森田芳光監督だ。
-女性と男性では女性への評価は異なるはず。
3. ラストサムライ:
-よく出来てる。
-空気とか木や草がどこかうそくさい(ニュージーランドで撮影したと聞いた知識があるからか)、気になる。
-横浜(東京?)で群集を構成するエキストラの数が少ない。
死んでばっかりだな。バカヤロー!(by森田氏)
ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉 おすすめ平均 迫力満点 面白い やっぱり泣きます。 Amazonで詳しく見る |
週末に見た映画の感想をふたつ、おまけをひとつ。
1、シティ・オブ・ゴッド...CIDADE DE DEUS
当たりです。とことん暗いんだと思ってたらそうでもなくて。対立に重なる対立(ギャング、警察、リトル・ゼ、セヌーラ、マネとか)を、主人公の視点が整理しながら、リズムよく進みます。入り組んだ各登場人物の相関関係がつながっていく過程も面白い。時間があればコメンタリ(監督とか脚本とかスタッフがあれこれいいながら進むやつ)で全部見たいかも。
2、僕の妻はシャルロット・ゲンズブール(この題名どうにかならんのか)
シャルロット・ゲンズブールという女性は高校生の当時あこがれの人でした。正直、すげー好きでした。大学で第二外国語にフランス語を選択した原因のひとつ(笑)。久し振りに見た。さすがに、あの妖精のような感じはない(そりゃそうだよな)。でも、いいんです。なんか演技してない方が自然で好印象なのがあいかわらずです。あー、やっぱり今でも好きみたい。
よし、僕はイヴァンみたいになればいいのか、いや、ちがうな。
(え、シャルロットって21 Gramsにも出てんの?トレイラーには登場せず。ちょっとだけなんだろうな。)
おまけ:
レオンに出てる女の子ってナタリー・ポートマンだったのか...知らなかったよ。がーん。
今はGarden Stateという作品が気になります。
『茄子 アンダルシアの夏』を見ました。
今年のツールの前に見たいと思っていた作品。自転車を描くのってむずかしいそうだよね。もちろんコンピュータが貢献している部分が大きそうだけれど、よくできてました。ゴールに向けてだんだんと盛り上がる感じが伝わってきます。
(計算機による正確な描写は、時に不自然なキレイさを見せてしまうことも多いものです。意識にのぼらないほどのブレを仕込めるようになるといいのに。手足の長いヒトだとそうもいかないのでしょうか。ここらは人工知能や計算機との協力がさらに必要になっていくでしょう。)
で、「自転車ショー歌」が最高です。知ってればニンマリ。忌野さんは自分で自転車乗るしね。しかも3番まである。
パンターニのいない夏がきますな。ばか。
昔、松平さんは、『暴れん坊将軍』という番組に出ていました。徳川吉宗がモデルだっけ。オープニングかなんかで白馬を乗りこなしてみたりしてかっこいいんですけど、たしか上半身裸で弓をひいてる場面かな、よく見ると上様の左上腕部(肩の近く)に、予防接種のあとがあったりしたのを思い出しました。BCG。江戸時代に。だめじゃん。
今回発売になったアルバム、「マツケンサンバII」。そんな過去は微塵も感じさせません。なんと...amazon.co.jpで1位。すごいよ、TOP(2004年6月16日午前3時半時点)ですよ。たぶんいろんなblogで取り上げられているのも原因だと思う。もしくは小西康陽というネームバリューか。レコード店で買うだろう以前からのファン層が、amazonの購買層とかぶっている気がしないし。
証拠:
ちなみに曲目はこんな感じで:
【収録予定曲】
●マツケンサンバ II
●マツケンサンバ II・リミックス(小西康陽リミックス)
●マツケンサンバ II (RADIO EDIT)
●マツケンサンバ I
●マツケンマンボ
●マツケンでGO!
●マツケンサンバ (オリジナル・カラオケ)
他全10曲収録予定、曲順未定
【特典DVD】
●マツケンサンバ II PV
●特典映像
合計約10分収録予定
追加情報:
あ、公式ページもあるみたい。
映画「デブラ・ウィンガーを探して」を見た。
女優と呼ばれる人たちに、日常出会う機会などないわけですが、それ以前に女性じゃないか、と考えればどこにでもいるのですよ。というわけで、自分の母親や祖母を思い出したりしながら見ていました。自分の世代(30代)には同じように悩む人も多いだろうな。みんな元気ですか?
日本でこの作品はどのように受け入れられたのでしょうか。いろんな女優たちが見れるから、という理由でも人気があったかもしれません。実際には有名かどうかということに関係なく、さまざまな個性があることが貴重です。仕草や表情、掛け合いや英語表現などにも注目するべき点が多いです。いろいろ勉強になりました(笑
ほぼ全部いいのですが、数あるインタビューの中で、アルフレ・ウッダードの発言に共感しました。女性に限らず言えることですが。
えーと、隠れた(hidden)側面を見てしまうことで、世界が自分に対する態度を変えてくるのが、感じ取れることもあります。これを運命とよぶか、試練とよぶか、冒険とよぶか。ずいぶん印象は異なりますが、複雑な編み目のすべてに気を取られている場合ではないのです。前に進みましょう。
見えない(見なかった)ことにしても、その人のテーマ(agenda)として、その後も何度も繰り返されることになるでしょう。どこかに抱えながら生きていくことになります。
(最近考えている「反転」というテーマについての裏づけ的作品でもありました。つながっています。つながってきます。)
The Bourne Identity を見ました。
豪華さより、中身。予算より省エネ。一人より二人。
基本的に建物内での撮影が中心で、その分ストーリーや個人技が光ります。だから、スタントとかアクションはきれいにきまっていて、よい。車は別として、自分でからだをはっているからってのもあるでしょう。
おっと、CLIVE OWEN じゃん! あなたは死ぬ役は似合いません。なんだか死に際の髪型も変だし。これとbmwfilmsは並行して撮ってたのかな。
なんだか設定がちょっとトンデモ系か。
だから最後もなんだかなー。
で、そこらへんを忘れさせてくれるはずの次回作は、日本ではいつ公開なんでしょう。え、10月? そうですか...
The Bourne Supremacy
(僕のかんちがいではないとおもうのですが、予告編で本編に使われていない映像を利用するのは、ちょっとかんべんしてほしいです。)
ファインディング・ニモ(ネモ船長と同じ Nemo なのに、ね)、を見た。
(amazonで「ニモ」で検索すると「あなた「にも」できる...」みたいなのが出てきた。あは。)
いかん、ちょっと感動した。
CGはきれいだし、ある程度計算された筋書きだと思う。
ところで、
これは感動するための映画なんだろうか。
子供は感動して泣いたりするのだろうか。
感動しっぱなしで泣いたりするものなのだろうか。
大人は感動を越えて泣くところまでいく、というだけなのだろうか。
死んでしまった(食べられた)魚のことを考えて、さめてしまう程度の感動ではあるが、そんなことを考えた。
久しぶりの休日、部屋の掃除をしてみたり、早めの夕食にしてみたり。
8月かぁ、そうか、9月には iMac の発表があるのか、もうすぐだな。現在品切れの iPod mini も手に入り始めるだろうし、秋も楽しみだ。
今年の夏期講習は去年に比べれば、ぐぐぐっと収入が減る様子。その分、なにを得たのだろうか、本やDVDなどお金や時間がかかるものもありつつ、貴重な経験もいくつかありつつ、バランスは取れているのかもしれない。なんだか夕方の空に秋の光を感じつつ、8月を楽しみましょう。
(なんだかこの前も同じようなこと書いたな)
ここ数日で見た映画(DVD):
LOTR(サムってフィル・シラーだよなぁ)
『バーバー』という映画を見ました。
すばらしい。主人公(ストーリー)の視点や表情が、いくつかの展開が、数や出番は少ないけれど魅力的な登場人物たちが、見ている側を取り込んでいきます。あまり有名ではないかもしれないが、記憶に残る作品です。コーエン兄弟も有名ですが、カメラマンは『ビューティフルマインド』を撮った人だそうです。
本作品はもともと白黒だそうですが、カラーでも楽しめます。色がのっていることはそういえばあまり気になりませんでした。この変更は監督たちではなく映画会社の決定だそうです。いいのかわるいのか... レンタルではカラー版でした。購入版は二枚組のようです。
考えることと行動することはどこまで同一視できるんだろう。
あー、スカーレット・ヨハンソンも出てます。
ビリー・ボブ・ソーントンは、『チョコレート』では看守役だったのにね(ま、どちらにしても無口な役どころですけど)。
『K-9 はみだしコンビ大復活!』(2002)を見ました。
大復活とか書いてあるのはシリーズ三本目だからです。最初に見たのはたしか映画館で何か二本立てだったのかな。それに比べてずいぶんふけたよな、という感じ。あたりまえですが。ストーリーとしてはどうってことなくて、よくありがちな刑事物の海外テレビドラマらしい展開です。このシリーズは全二作も見ているので、まぁ、確認として。
それでも前作に続く設定(登場人物とか)が再確認できるだけでも安心してしまいます。まぁ日本だと『あぶない刑事(デカ)』みたいなもんか(ってそれ自体が古いんだよ、というつっこみはなしで)。作品としてはお金もかかっていなくて、出てくる場面は屋内など限定されているし、屋外でも工場とか場所限定だったりします。
ちなみに、全二作とは、
1. 『K-9 友情に輝く星』(1988)
2. 『K-911』(2000)
を指します。
あぁ、『カーリー・スー』(1991)も好きだったなぁ。
携帯からテスト
昨日見ました。
イングリッド・バーグマンきれいだなぁ。
クローズアップで霞がかかったようになるのとか、演出面でも興味深く見ることができました。
現代の感覚ではちょっと長めでしょうか。
小説の方は長そうなのでパス。
でも、描写の細かさなどはそっちの方がいいのかな。
ヘミングウェイ...きちんと読んだことないなぁ。
すでに眉間にしわが…
マーチング・バンドの映画、でいいのかな。
ストーリーの骨組みになる部分、演奏技術の部分、ちょっとどうでもよい部分(ライバル校の描写等)の順にきちんとできている。最後のはおまけ的。肝心の演奏技術の部分は高速撮影のために、細かなところまで写るようになっている。でも、バンドそのものが動くから、そのあたりも考えて撮ればよいのに、というのが残念なところ。間引かれているような錯覚を得る。
でも、見どころでもあるドラムバトルやフォーメーションにはわくわくする。一方で、恋愛の部分とか、表情が見える部分はちょっとテレビドラマ風かもしれない。で、たぶん当時や当地としては盛り上るかもしれない部分は知識もないし時間が長く感じる。出演者に対しても先入観がなかったので、それもあるかもしれない。海外の人が親しみのない日本人が出ているドラマを見せられてもそうだろうし。
ということで、トレイラーで見たときよりも余計なものが増えてしまって、残念、もったいない、というのが感想でした。
自分の生徒がボーカルからドラムに変更した、という話を思いだした。ん、それを聞いたから無意識にこの作品を借りたのかも。授業の時とか、普通のスクールバッグにドラムスティックが入ってるのを見ると、かっこいいなぁ、と思います。
えーと、犬が欲しいあまりに幻想を見るようになった女の子の話です。
というのは冗談としても、ほんとよく出来てます。短かいし、お勧めです。
人形劇(人形アニメ?)が持つ独特の重力感だけでなく、細かなところまでつくりこんであることに驚きです。頭と身体のバランスとか、視点の集め方とか素晴らしい。もちろんちゃちくなんか見えません。カメラの構図や指や手の持つ表情などにも引き付けられます。ハリウッド的な舞台の大きさやぜいたくな資金のものもいいですが、こういう作品はもっと評価されるといいのにね。
個人的には、ニャッキが見たくなったなぁ。
『グッバイ・レーニン』を観た。
ひたすらに泣ける話でもひたすらに笑える話でもなかった。でもよい作品です。
東西ドイツ統一による急激な世界の変化。ところが発作で倒れていた母はそれを知らない...。目覚めた後もショックを与えないように、あの手この手で嘘をつき、当時の東ドイツを演出することに全力をつくす息子アレックス。だが実は母にも家族には言っていないことがあり、話が予想外の方へ進みだす。って感じの話です。
このような話はそのままではないとしても実話としてありそうだ。もちろん世代によっては当時の記憶などないだろうが、このような「もっともらしさ」を備えた作品はそのままで充分に説得力を持つ。それだけに終りの方が、おだやかすぎることもあり、後味が薄くなっているところが残念か。
それにしても、時代考証の人、御苦労さまです。トラバントとかはまだ僕にもわかるけど、コーヒーの銘柄とかピクルスの瓶のラベルデザインとか、懐しさをもって見る人もいるんだろうなぁ。でも、例えば統一後の医師の机の上にはラップトップが登場したり、とか、ちょっと早すぎるかもしれない、ってところもある。ちょっとだけね。
(おまけ)
映画監督(?)を目指す男がアレックスにビデオを見せるシーンで来ていたTシャツって『マトリックス』のあれだと思うんだけど、わざとなのかな。
じゃぁ、デモで息子を見て倒れたのは、すでに我が子があちら側へ行きかけているのを知ったからだったのか。
『ハイ・フィデリティ』を観ました。
最初の三分の一はもっさり気味。だが、その後は楽しめる。というか共感できるように思うのですが、年齢のせいでしょうか。もしかしたらそうかもなぁ。つーか、否定できないなぁ。
(同じ音楽映画としては、ジャック・ブラックが『スクール・オブ・ロック』で主演なわけですが、ジョアン・キューザックも校長先生役として出ています。そっかー、ジョンの姉なのか、というのはさっき調べて知りました。)
キャスティングも適格で、監督も素晴らしく、脚本にも無理がありません。いわゆるヒット作ではないかもしれませんが、よい作品です。『スクール・オブ・ロック』でもそうでしたが、DVDではインタビューとかも楽しみですね。レンタル専用版だと省略されていることもありますが、作品のよさが伝わってきます。
(メモ)
You are what you like, not what you are like.
『ブリジッド・ジョーンズの日記』を先日見ました。
日本でいえば『負け犬の遠吠え』(2003、酒井順子、講談社)に相当するでしょうね。日本でも同著をテーマに久本雅美主演でドラマ化されます。
映画自体はなんてことのない内容だが、登場人物たちで、特に主人公の人物設定のおかげで持っている感じ。はまっていて代役はきかないだろうな。
すでに続編が出来ているわけですが、同じような展開なんでしょうね。トレイラーを見る限り年数の割に同じテンションです。
三つ編みの練習をしてみました。
ヘッドフォンのコードの長さを調整するためです。
お、いい感じ。
金曜日は朝から雪でした。
でも、出掛けることにしていたので、外へ。都内へ向いました。
歩くのは楽しい。これからも出掛けることにしよう。発見も多い。
1.雪だし早く行けばすいてるはず、と10時ごろ到着するも、すでに「唐招提寺展」は混んでました。日曜までだもんね。2時間ほど滞在し、いろいろ勉強になりました。京都にお帰りになったらまた御会いしたいです。2008年ですか。
2.その後は、お昼ご飯だ。楽しみにしていたそばのお店でした。うめー。
3.満足して散歩の続き。まずは近くにある愛宕神社とNHK放送博物館を。神社正面の「男坂」と名がついた階段は塩竃神社を思い出す。NHKは懐しさにあふれる番組や貴重な資料との出会いに感謝しつつ。
4.で、銀座の Apple Store に行ったら1Gの iPod shuffle が。先日は512MBのみの在庫でしたので、今回は即座に購入いたしました。ありがたいことでございます。もうそろそろどこでも手に入るようになってきてるみたいだね。
5.その後は、移動して19時から新宿で映画『トニー滝谷』を見る予定でした。が、京浜東北でつい乗り換え前に居眠りしちゃって、気づいたら「川崎」だよ、おい。携帯電話の電池は切れるし、がっくりしながら、新宿に向うが当然上映開始時間も過ぎてます。でもあれは見るぞ(後述)。
6.作戦変更ひとつめ。新宿を散歩。買い物したり記憶を頼りにあちこちへ歩く。楽しい。たくさん歩くと身体が起きてくる。自分でもわかるほどの変化が興味深い。今後はshuffle持ってどんどん歩こう。
7.作戦変更ふたつめ。メーキングフィルムである『晴れた家』を見る。DVDで出ることがあればセットで出るのだろうが、こちらのみ今日までの上映なので。他の観客は、ぼくが見逃がした19時からの本編の続きとして見たんだろうけど、気にしない。これだけでも充分楽しめました。
さて、帰りましょう。
ちなみに、iPod shuffle が選んだ最初の3曲は以下の通りでした。
"Bohemian Rhapsody" by Queen(Queen Greatest Hits)
"Boxing" by Ben Folds Five(Ben Folds Five)
"Ess Gee" by Underworld(A Hundred Days Off)
ふーん、なるほど。
ということで、休日を楽しむことができました。
昼頃届きました。
どこかで勧められていた『エネミー・オブ・アメリカ』を見ました。
よかったですね。98年の作品であるため、よく出てくる情報機器はインターネットというよりは衛星や盗聴器や電話回線などです。防犯ビデオからの画像をローテートしてどうの、とか、いやちょっとそれは無理でしょう、って設定(演出)もありつつ、スリルを楽しむことができます。
で、太めのジーン・ハックマンがやはりよい味を出しています。
あ、ホントだ。
ジャック・ブラックだ。なんだかその気になってるよ。指とかさ。
「こわれもの」って、「こわれやすいもの」ってことだと思うんだけど、なぜか「こわれたもの」と連想してしまいます(僕だけ?)。
もちろん、そんなものが届いても困りますけど...
映画『コラテラル』を観ました。
うーん、いまひとつ。
だんだん飽きてきた。最初の方にのみインパクトがあるからか、それともサイン(象徴的な描写や伏線の張り方)が目立たないからか。時間がたつにつれて、説教じみた感じになってくる。つきつめていけばハードボイルドっていうのかな、しぶい雰囲気が出てくるんだと思いますが、もしくは緊張の連続みたいなのでもよかった。
途中思ったこと:
主人公はどっちだよ、とか。
プロなら相手の情報は記憶するでしょ、とか。
しかもタブレットPC、加えてUSBメモリ。
最後はあっさりだな。大げさなことに意味はないのか。
タクシー運転手によるプロの殺し屋のプロファイリング:
こういう言動の裏にあるものを探ろうとするというのは、はやりというか、考えておくべき視点なのだろうか。今回は批評する側はすでにばれてる(リムジンの会社は持っていない、母親の入院)ので、観察は相手に対して行われる。
ところで、
LA という街はもちろん映画産業は大切な資源なわけですが、その映画の中で自分たちの住むところを、否定的に取り上げられるのは、どんな気持ちなんでしょうね。
映画『ターミナル』を観ました。
昨日と今日は時間のない中でDVDを観るために、3時起きでした。やはり睡眠不足は何するにも不利ですな。4時間半ではなく6時間は寝ようと思いました。
で、『ターミナル』。小話とか中途半端な感じでもったいない。話としては面白いんですけど。長さにあわせるために削られた部分も多いのかな。もっと個性豊かな脇役たちを増やして、ふざけた感じでも面白かったのでしょうが、基本は悲劇なので難しいのかもしれません。
前にも書いたけど、空港って面白いよねぇ。あ、鉄道とか港もね。
ターミナルという場所の雰囲気には惹かれます。
主人公がどっかで言ってた"We are all waiting." というのがこの映画のテーマだと思います。でも、みんなが待ってたら処理待ちで状況が変化しづらいから、もちろん選択肢の一つとしてはありですが、本当に何もしないのもだめなので、何らかの行動を伴う必要があるわけです。
Jazzの話には感動したなぁ。泣いたね。
靴下選びはまるでトランプの神経衰弱。
あれだね、
サングラスして車を運転してる人って、条件によってはアイマスクして走ってるのかと思うね。
(で、大事なのは、
それもありえるな、とか思える自分や自分がいる時代とか環境なわけですが。)
別に「旧」運転席に座ってなくても、ハンドル握ってなくても、いいんだな。
...やっぱりそれはビビるな。
ロボット関連の映画を見ようと思って、三本連続でDVD見たりしてました。
1)まずは、もっとも新しいアイ,ロボット(2004)
2)で、次に見逃してたアンドリューNDR114(1999)
3)最後は、見るのは二度目のA.I.(2001)
もちろんロボットの問題というよりは、人間の問題を扱うわけですが、
1)スターウォーズ(6th)っぽい解決とか案外クラシックな展開
2)映像化は難しいか、なんだか不器用な男の映画、みたいになってくる
3)やはり抜群。キューブリックの構想にスピルバーグが強めの味付け
というのが短めの感想です。
今回は時刻入りでメモを作りながら鑑賞。
しかも、三本連続で見たから、いつもと違った見方ができて、よい経験でした。
DVD『スリング・ブレイド』を見ました。
ツタヤで「ジャケ買い」な感じで借りてきたんですが、当たりでした。以前からビリー・ボブ・ソーントンは好きです。ちょっと長いけど印象に残る作品です。アメリカ南部のアーカンソー州を舞台に主人公カールが(再び)罪を犯すまでの短い時間を描いています。
知的障害のあるカールがもつ「濃さ」が作品を支えます。他の数名の登場人物とのかかわりを通して前に進んでいく彼ですが、根っこの部分ではあまり変化はありません。(評価というものははたいていの場合自分ではなく、他の人が勝手に決めていくものです。)
しかし、映画の始まりと終わりは同じ場所ではありながら、両者のあいだには微妙な変化があるように思います。それは各自が考えればよいことでしょう。その余韻というか隙間のある感じを準備するように、映画全体にも音楽や風景や演出による空気感があります。
当たりでよかった。
おまけ:
最近見たのは以下の作品:
スーパーサイズ・ミー(それでもたまに食べるけどね)
茶の味(メーキングも必見、オジイ最高)
下妻物語(土屋アンナつながり)
ほかにもいくつかあったけど忘れてしまいました。
さっきこんなトレイラー(映画の予告編)を見つけた。
Eight Below(Apple Trailers) An adventure about loyalty and the bonds of friendship set in the extreme wilderness of Antarctica. The film tells the story of a scientific expedition who is forced to leave behind their beloved sled dogs due to an accident and perilous weather conditions. During the harsh winter the dogs must struggle for survival alone in the intense frozen wilderness for over 6 months.
Disney Picturesの映画だそうですが、Inspired by a true story...って、タロとジロの話じゃないですか。どうりで「なんだか知ってる感じ」がするわけだ。トレイラー見る限りは設定変えまくり。そこらへんが"Based on"じゃなくて"Inspired by"ってことなんだろうな。
参考になるページ:
稚内市青少年科学館「南極観測の歴史」
(ってタイトルだけどよく見れば「樺太犬タロ・ジロの一生」なんですけど)
そういえば「南極物語」ってのもありましたね。
DVDで『東京ゴミ女』も見たんだった。書き忘れてた。
これ書かなきゃと思ったのは、「ストーカー」という言葉のイントネーション。
今ではすっかり平板化しているけれど、この作品中ではばっちり頭高型でした。
2000年作成だそうですが、そんなもんかな。
おまけ:
どこに住んでる設定なのかな、アーケード(商店街)は大井町のだったけど。
DVD『アメリカン・ビューティー』を見ました。
1999年公開でアカデミー賞も複数受賞しています。よい作品です。でもこんな題材なら日本の方が余裕で進んでるし、とも思った。個人的にはフィッツ大佐的言動に注目です。
おまけ:
特に前半部分が「退屈な午後の日差し」みたいにうすい(というか白っぽい)映像だったのは演出なのか再生機器の問題なのか。
DVD『ジョゼと虎と魚たち』を観ました。
何気ない日常とまでは言いませんが、思っていたよりも普通の展開でした。各登場人物の内面の動きや背負ってるものを気にしながら見ていくと楽しめそうです。よい映画だと思います。今度は原作も読んでみよう。
おまけ:
んー、あの女性3人だったら誰を選ぶか。まるで心理テストのようですね。
DVD『π』を見ました。
ちょっと期待しすぎたのかもしれませんが、個人的にはいまひとつでした。陳腐な感じがして。あ、音楽がいいですね。あと関係ないけどマックスに言い寄ってくる女性がライス長官に似てます(わざと?)。
216桁の数字がどれだけえらいのかは知りませんが、般若心経を思い出します(266文字だそうです、っていうかそれで仏教バージョンとか作れそうw )。つーか、神様は10進数を使うのか。それも含めて謎だ。
謎を解明するために結局計算機とか薬とかに頼ることになります。脳を直接いじって幻覚が見えたりするのも、ロボトミー手術とその背景にある研究を連想させます。で、なんというか失敗、みたいな。それでも「ふつのひとのふつーのせいかつ」には関係ない訳ですが。
ストーリー的には結局はハードウェア的にもソフトウェア的にも主人公の限度を超えてしまった、ということでしょうか。最後のシーンも、考えるのをやめたというよりどこかが壊れてしまい、考えられなくなった、ということだと思います。
おまけ:
あの、自分を映すステディカム(撮影は大変そう)の視点って誰の視点なんでしょうね。神か自分の内面か、それとも単なる演出上の工夫なのか。どちらにしても作品中に何度か出てくる覗き穴みたいなものに見えてきました。覗いているのか覗かれているのかはわかりませんが(それで思い出しましたが『マルコビッチの穴』は普通に面白いですね)。
10時前に返さなきゃ、でも10時からバイトだよ。しかも朝帰ってきた。
という状況でDVD『パッチギ!』を見ました。この作品の背景にある歴史については、なんとなく程度で、僕自身があまり知りません。最近は「自分がどんな位置に立っているのか」について考える機会が増えてきているのですが、こういう部分にも目を向ける必要がありそうです(というか、2007年までの宿題なのかも)。
他の人はどうだかわかりませんが、中高で学んだ歴史に対する知識の多くを忘れています。他の科目もそうですが、この点をどうにかしていきたいところです。例えばそれをデータベースとして、自他の行動や展開を判断する基盤として活かす習慣をつけることも、この先の個人的課題です。自分という検索エンジンの使い方を磨く、といったところですね。
作品については、みんなハマリ役な感じです。台詞もアドリブだかなんだかわかりませんが、浮いたところが無くて安心できます。すごいなあ。かわいいなあ。悲しいなあ。変にお金がかかってなさそうなところとか、きちんと体を動かして生きている感じとか、誰かしら印象に残る登場人物がいそうなところとか、好きです。
ただいま。
映画『ホテル・ルワンダ』を見てきました。
『ホテル・ルワンダ』公式サイト
『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会
いまなら21:10からのに間に合いそう、とちょっと迷ったけど直感に従い家を出ました。チネチッタ川崎までなら1時間弱。日本公開を応援する気持ちもあったし、宅配便の再配達待ちで買い物に行けなかったことも手伝いましたが、これはよい判断でした。
ぜひご覧ください。雰囲気だけ伝えておきますと上映後にみなさんシーンとしちゃってる感じです。映画だとわかっていても、フィクションじゃないわけですよ。少しだけ覚悟してから行った方がよいかも。まだ上映館は少ないと思いますので特に地方の方は上記サイトで調べてみてください。待ってでも見る価値はあります。
おまけ:
今年は積極的に映画を見ようとも思いました。予告編でだいたいわかったからもういいやというのは避けて何かあるなと感じさせるものを。こつこつと。
映画『亡国のイージス』を見ました。
人にもよるのでしょうが、描かれていないところを想像で補いながら、補いきれないことに疲れながら見るのが大変でした。いろいろつっこんでみたり。原作でならそれがよかったのかもしれませんが、展開的にも演出的にも濃いんだか薄いんだか。その割に人が死んでいくのが早くて。あれ?みたいな。
なんだか紙芝居っぽい。あまりお勧めしません。原作の方は読んでませんがそっちの方がはまれるのかも。
おまけ:
自衛隊の協力っぷりも中途半端なのかもしれない。いや、積極的すぎたりするのも困りますけど。とか言いつつ『ローレライ』も借りちゃったんですけど。
続けて映画『ローレライ』を見ました。
こっちの方が断然よいです。同じ原作者なのになぁ。CG全開でもかまいません。むしろ効果的です。なんでかなぁ。役所広司と真田広之の差なのか、監督の個性なのか、製作チームの統制なのか。
個人的には、女性が入っているとか、希望が前提だとか、登場人物が多彩だとか、もあるのかなと思いました。ローレライシステムという設定はまぁ微妙ですけど(この点はグソーもいい勝負ですけど)。
それに潜水艦の方が舞台としては緊迫感もあって有利かもしれません。
おまけ:
ところでなんで子守唄なのさ?原作読めばわかるかな。
さらに続けて映画『クリミナル』を見ました。
なるほど。えー!?うーん。
他の2本ではなく、実はこれがもっとも借りたかった作品なので見れてよかったです。派手さとか感動とかはないけれど、よい作品でした。まぁ、ラストは、ね。出演者陣は日本ではあまり人気がないのか、amazonではこの値段まで下がって再発売、と。
DVDで『ツイスター』を見た。
1996年の作品です。きっかけはセンサーネットワークについて人に話たら、そういえばこんな作品がありましたよ、って紹介されたから。音楽とかもそうですけど、そういうところには素直に飛びつくようにしたいものです。相手にもよりますが。
チームワークとか困難なことに向かっていく強さを描いているあたりが、演出とはわかっていても個人的には泣き要素の高い感じでした。っていうかそんなことより、フィリップ・シーモア・ホフマンが出てるじゃないか。それを知った瞬間にこの作品の評価はぐっとあがりました(笑)。演技もほかの誰よりも自然です。なんだか気になって目で追ってしまう。
さすがに10年ぐらい前の作品なのでコンピュータ関連の描写はちょいレトロな雰囲気です。レーダーで見てる画面もなんだか魚群探知機かエコー診断機みたいだし。あとシリコングラフィックスのマシンが大活躍してたりするのも懐かしい。
それにしても、DVDのメニュー画面とかが時代を感じさせるデザインで、古くて使いづらいものでした。こちらはコンテンツが見たいだけなのに、インターフェースで迷わされるとは思わなかったらちょっと戸惑いました。
DVD『フィッシャー・キング』を見ました。
なんだか題名とか雰囲気とかで以前からそのうち借りなきゃとか勝手に思っていたわけですが、個人的にはその直感は正解でした。たぶんテリー・ギリアム監督作品だからかもしれません。失礼な表現かもしれませんが、ちょっと「はずれた」視点が何よりも魅力です。
その「はずれた」感じを表現するのが難しいんですけどね。ちょっと突飛で見る人を選びそうな設定っていうか、なんていうかはずしていないけどどちらかといえばお金のかからない特撮映画的な映像っていうか、なんだか感情移入しきれないような演出(これは苦手なだけなのかも)っていうか、そんないろんな点でメジャー路線からちょっと「はずれて」いるというところでしょうか。
まだ10代の頃に毎週のように映画を見ていた時期がありました。単に映画を見たいという動機とは別に、自分が持っているフレーム(価値観とかの枠組み)を、映画が持っている別のものを覗き込む(ぶつける)ことではずしていく作業だったんだと思います。
で、フレーム自体を描いたような作品に目が向くようになるわけですが、たまにありがちな素人評論家的に演出や技術や関係者などをあれこれ勝手な意見を述べる方には向かいませんでした。コンピュータとか車とかもそうですが、スペックだけに夢中になってもしょうがないでしょ、って感じでしょうか。
それよりは単純に楽しいとか感動するとか泣けるとかの方が役立つし、お金を払いたくなるわけです。その上で何か考えるきっかけになったり、進路を決めたり、ブログのネタになったりするならそれはそれでうれしい。
ギリアム作品はそこらへんでうまくバランスを取れているのが好きな理由かもしれないな、とこれを書きながら考えました。いや、でも作品や好みにもよるかもしれません。顔をしかめる人も同じ監督の作品をはしごする人もいるでしょう。それで普通です。それでいいんです。
おまけ:
別に映画じゃなくても、音楽でも読書でも勉強でも部活でもバイクでもバイトでも恋愛でもいいんでしょうけどね。たまたま自分の場合は映画でした。もちろんフレームがない世界などはありえません。この点については自分のテーマとしてずっと気にかけていることです。たとえば家族とか地域とか友人とか。才能とか時間とか運命(笑)とか。
DVD『オー、ブラザー』を見ました。
きちんと計算された作品です。よく考えると変な設定な気もするんだけどそれも含めて許せるっていうか。だってコーエン兄弟だもんね。脚本も演出、ついでに言えば画面の込み具合(空き具合)とか字幕に乗らない工夫なんかも含めて、気配りが利いています。それに見た目はレトロな感じだけどあれこれ特撮技術を使ってたりするのも(うまくはまっているという意味で)自然です。
主人公たちが出会う状況の多様さがこの作品の特徴でしょう。『オデュセイア』が原作だなんていわれて気づいたし。たしかに冒険劇っぽいところがありますね。加えてロバート・ジョンソン的エピソードとか、さまざまなネタが入っています。知識が豊富な人たちの作品は、見る側にもそれなりの準備ができているとさらに楽しめますよ、という例のひとつです。
登場人物が劇中で歌うというのは、見ている人の時間を適度に奪いつつ調子を整えてしまう効果があるようです、というのは今回の発見でした。本作品でも広告や娯楽のための音楽があり、ラジオやレコードが流通を助けます。その一方でたき火を前に歌われるしんみりとしたものも出てきます。労働歌や鎮魂歌も含め、売れる目的のものとは別の存在感があります。そのバランスも作品に魅力を加えています。
さて、次はなにを見ようかな。
おまけ:
見る側の知識については、スターウォーズみたいにある程度閉じた楽しみを期待するのもいいけれど、この作品みたいに作っている人たちとある程度共有された教養とか経験とか価値観が必要なことを感じることがあります。これは音楽とか小説とかでも同じですね。
なんだか最近売れているらしいけど、これってなんとかに「インスパイア(すでに死語?)」されちゃってるやつじゃん、みんなかわいそうに、みたいな。本歌取りっていうんだっけ、でも、元ネタがわかっているからこそ成立する空間とかそこでの距離感みたいなのが楽しいはず。細かすぎても疲れるけど、あとから「当時はまだ青かったなぁ」ってあとから思ったりする。
そういう手間とか時間がかかるけど、それでこそ楽しめる世界、みたいなのはやはり最近は敬遠されがちな時代なんでしょうか。逆説的ですが、だからこそ瞬間に良い悪いを判断できるってこともあると思うんだけど。
(...ってことを書いている時点でおっさん気味なんでしょうか、もしくは書いているだけ若いのかもしれません。...ってことを判断できるのはいまじゃなくて後からのみなわけですな。もちろんそれを先取りできるのが先人の残してきた作品とか歴史の持つ価値のひとつなんですけどね。)
DVD『銀河ヒッチハイク・ガイド』を見ました。
劇場でも見ましたが、個人的には2005年のベストでした(スターウォーズは別として)。ということでコメンタリも含めて休まずに何度か見てしまいました。安いし買っちゃうかも。
銀河ヒッチハイク・ガイド | |
サム・ロックウェル ダグラス・アダムス ガース・ジェニングス ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006-03-17 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
おまけ:
ディープ・ソートにアップルマークがついてるのも確認できて満足です。
DVD『エターナル・サンシャイン』を見ました。
エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション | |
ジム・キャリー ミシェル・ゴンドリー ケイト・ウィンスレット ハピネット・ピクチャーズ 2005-10-28 売り上げランキング : 318 おすすめ平均 泣いたラブコメ。 愛は記憶を超えて・・・ さすが、チャーリー・カウフマン!! Amazonで詳しく見る by G-Tools |
結局恋愛映画なんだけど、それ以外の仕掛けや演出に期待しすぎていたみたい。なんとなくWaking Life の実写版ってところか(そういえば同じ手法の A Scanner Darkly が出ますね )。いまひとつすっきりせず。細かなところでの工夫は素晴らしいです。
おまけ:
バランスを取るのに気を使いすぎなのかも。というかそういうところが気になってしまういまの自分が「難あり」なのかも。
気づけば近所でこいのぼりが泳ぎ始めていました。色が鮮やかなこともあって別に洗濯したりはしないんでしょうけど目立ちますね。先日まで見なかったので日曜日に出してきたといったところでしょうか。
おまけ:
以下、最近見たDVDをメモしておきます。
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング ニア・ヴァルダロス ジョエル・ズウィック ジョン・コーベット ワーナー・ホーム・ビデオ 2005-11-18 売り上げランキング : おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
デッドマン・ウォーキング スーザン・サランドン ティム・ロビンス ショーン・ペン 角川エンタテインメント 2005-08-26 売り上げランキング : 3,799 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ソードフィッシュ 特別版 ジョン・トラボルタ ドミニク・セナ ヒュー・ジャックマン ワーナー・ホーム・ビデオ 2005-11-18 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
そういえばDVD『綴り字のシーズン』を見ました。
綴り字のシーズン リチャード・ギア スコット・マクギー デビッド・シーゲル 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2006-05-11 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
んー、そうきましたか。話としてはスペリングコンテストをきっかけにして、文字の世界に入っていきます。主人公の子が才能を持っているらしいと気づいた父がなんだか張り切っちゃって、家の中で空気の流れが変わって悪いところが表面化してきます。で、結局は...というところ。
文字かどうかっていうよりは、それを扱う身体の構えとかが効いてくるんだと思うんですけどね。音楽でもスポーツでも読書でも掃除でもかまわなくて、没入感を土台としてそこで遊べるかどうか、的な。ただし、過去とつながる媒介物として文字とか音声はやはり有力なんでしょう。視覚的でも音声的でも触覚的でもあるし。
個人的には、こういう場合はある程度壊したほうが先に進む、と考えています。もちろんその実行が何よりも面倒なんですけどね。この一家の場合はその過程を体験したのかな、と。
おまけ:
たとえば「専門」って漢字は「専」の「てん」をどこに打つんだっけとか、「門」の中に何か書きたくなっちゃったりするわけなんですけど、まあそれは単に練習が足りないだけですかね。さすがに天井と天丼とかは間違えませんし。
映画を見てきました。
1、『レント』
あー、ほんとに歌ってるよ。でも素敵でした。設定は80年代後半ということで納得。ちなみに1996年初演ということなので、今年で10年目なんですね。ところでクレジットにILM とかあったけど、どこらで仕事してるんだろう。最初の立ち退き命令書を燃やすあたりだろうか。あとは人が大勢出てくるところは実はコピペでした、ってことだったりして。
2、『ブロークンフラワーズ』
ビル・マーレーなもんで。暗転しまくり。ジャームッシュ万歳。それに間の取り方とかも必要なだけ十分に好きなだけ取ってますって感じ。満足でございます。飛行機で飛んでレンタカーで移動して、って旅は(目的にもよるけど)ちょっといいかも。
おまけ:
ブロークンフラワーズは久しぶりに生ビールを片手に見てたんですけど、いやもちろんそれもいいんですけど、合間に飲んだホットレモネードがやたらとおいしかったです。ということを後で思い出すために書いておきます。
そういえばDVDを2枚見ました。
1、『コープス・ブライド』
ティム・バートンのコープスブライド 特別版 ティム・バートン ワーナー・ホーム・ビデオ 2006-03-03 売り上げランキング : おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
こういうのはメーキングも含めて面白いですね。作品を見て、「よくできてるなこの「CG」は」とか思っちゃう人も多いでしょうが、まあ仕方ないのかもしれません。動かないはずのものが動くって部分に素直に感動しました。NHKだと『メトロポリタン美術館』とか『ニャッキ』とか好きなんですけど時間かけるだけはありますね。あ、『ミトン』も好きです。
2、『チャーリーとチョコレート工場』
チャーリーとチョコレート工場 特別版 ジョニー・デップ ロアルド・ダール ティム・バートン ワーナー・ホーム・ビデオ 2006-02-03 売り上げランキング : おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ウィリー・ウォンカをはじめ基本的にちょっと過剰で気持ち悪い感じ。ま、それがいいんですけどね。父との和解みたいなエピソードはなんといいますかやはりこの先大事になってくる感覚なのかなと思います。それにしてもまだ生きててよかったね、と。...というわけでちょっとビターな味付けです(とか書くのがよくありがちなパターンかと思って書いてみましたがどうでしょう)。
おまけ:
「コープス」ってひとりでも複数形なのか。っていうかパーツがくっついたもの、って意味なのか。
ひっそり日本でも発売されていた『ウェザーマン』を見ました。
ニコラス・ケイジのウェザーマン スペシャル・コレクターズ・エディション スティーヴ・コンラッド ゴア・ヴァービンスキー ニコラス・ケイジ パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2006-06-23 売り上げランキング : 7916 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
予告編からはもう少しコメディ調の作品を予想していました。でも実際のストーリーは再出発というのがテーマなのでしょうか、中年男性の葛藤やさみしさが細かく描かれています。
全体的にどんよりした天候のまま話が続きます。舞台はシカゴ、季節は冬。決して土砂降りや快晴ではないものの、そのまま最後までその調子です。意味を読み取ろうとすれば、真夏や真冬の設定よりも主人公の心情を表しているような気がします。
同時に親子、転職、離婚などの現代社会的なトピックも含みつつ、喜劇でも悲劇でもない方向に話が進んでいきます。主役のニコラス・ケイジが演じるのはお天気キャスターという珍しい役柄。本当にいそうな感じでバランスよくこなしています。
ということで誰にでもとは言いませんがお勧めです。
おまけ:
個人的にはそれ以上に、マイケル・ケインの抑えた演技がなんだか笠智衆みたいで印象に残りました。すばらしい。ちなみにマイケル・ケイン作品では「サイダーハウス・ルール」もいいんですが、「デンジャラス・ビューティー」の美容コンサルタント役は素敵です。最新作"Children of Men"という作品ではまたすっかり別の顔です。やりますねえ。
東京駅にて。
本当に改札で発電してました。朝や夕方のラッシュはいい数字を出しそう。見てたら楽しいかな。
おまけ:
構内ならここより常に人に踏まれ続けられる場所がありそうですが。宣伝という意図もあるのかな。
今日の夜食はピザでございます。
今日の昼飯は「佐世保バーガー」。これから映画の試写会です。
えーと、島根県に向かってます。目的?出雲大社参拝です。
写真は今日の宿、サンライズ出雲の寝台車です。2階だからか最後尾車両だからか、意外に揺れます。がたんごとん...
赤いイスがバス停わきにおいてありました。子供用なのかちいさめのがまたいい雰囲気です。後ろの紅葉した赤ともまたあいますねぇ。っていうか朱色って感じかも。
自分用にメモ。
The Bourne Ultinum が2007年8月登場、とのこと。
2002年の The Bourne Identity、2004年の The Bourne Supremacy ときて、3作目になります。忘れたころに、というタイミングですが予告編(というよりはティザー)はあいかわらずな感じです。
公式サイト(音が出ます)もいちおうあり。IMDb、そしてWikipedia にキャストなどの情報がありました。そっか Wikipedia も imdb-like に使えるのか。